こどもの病気・症状 名古屋市西区のきとう小児科医院こどもの病気・症状 名古屋市西区のきとう小児科医院

ノロウイルス感染症

■ノロウイルス感染症とは

ノロウイルス感染症は急性胃腸炎の一種で、急な吐き気や嘔吐、下痢を引き起こします。特に小さなお子さまでは症状が急速に現れやすく、また短期間で広がることがあります。初期症状を見逃さず、感染拡大を防ぐためにもノロウイルス感染症が疑われる症状があれば早めに小児科を受診しましょう。

 

■ノロウイルス感染症の原因

ノロウイルスは、急性胃腸炎の主な原因ウイルスのひとつです。

感染は主に経口感染で、

・食べ物や飲み物を介しての感染

・ウイルスが付着したものを触った手指を介しての感染

・吐物の飛散などによる感染

などがあります。

 

お子さまの場合は、保育園や学校、家庭内での集団感染が起こりやすく、夏より冬にかけて流行する傾向があります。

感染経路を抑えることが、感染を防ぐためには重要です。帰宅後や食事前、トイレの後などはの手洗いを徹底しましょう。

 

■ノロウイルス感染症の主な症状

・突然の吐き気、嘔吐(一度ではなく何度も繰り返す)

・下痢、腹痛

・発熱、頭痛、全身の倦怠感

 

感染しても全員が同じ程度の症状になるわけではなく、年齢や体力、免疫状態によって症状は異なります。

症状は通常1~3日程度で改善することが多いですが、脱水が進むと入院が必要となるケースもあります。特に乳幼児は体内の水分量が大人よりも多く、また水分調節機能が未発達なため脱水に注意が必要です。

経口補水液などの水分を少しずつこまめに与え、嘔吐を繰り返している場合は、無理に食べ物を与えないようにしましょう。ノロウイルス感染症と診断された後も、脱水症状が現れたらすぐに小児科を受診しましょう。

 

■ノロウイルス感染症の治療

ノロウイルス感染症には特効薬はなく、基本的な治療は対症療法です。

下痢や嘔吐に対しては、整腸剤や吐き気止めを、発熱が見られる場合は解熱鎮痛剤を処方します。

ノロウイルス感染症は何度も嘔吐を繰り返すため脱水予防を第一に考え、こまめな水分補給が大切です。嘔吐を繰り返している場合や食欲がない場合は無理に食べさせる必要はなく水分補給を優先しましょう。

食欲が戻ったら消化に良いものから徐々に与え、胃腸の調子が戻るまで無理をしないことが大切です。

 

■お気を付けいただきたいこと

ノロウイルスは非常に感染力の強いウイルスです。

日頃から基本的な感染対策を忘れずにおこないましょう。一度感染しても再度感染することもあるため、感染後も対策は必要です。

 

・手洗いの徹底

食事前やトイレの後、帰宅後などこまめに手を洗いましょう。

流水のみでの手洗いでは不十分なため、石鹸の使用をおすすめします。

・嘔吐物・便の処理時の衛生管理

嘔吐物にはウイルスが含まれているため、ゴム手袋を着用し、嘔吐物や便は使い捨ての布やペーパーで覆いましょう。

塩素系の消毒薬で処理し、終わったら石けんで手を洗いましょう。

・食材と衛生管理

食材を介しての感染もあるため、生肉・生魚・卵などの取り扱いは注意し、十分に加熱します。

 

 

ノロウイルス感染症は嘔吐や下痢が数日続くため、脱水を起こしやすくなります。こまめに水分補給をおこないましょう。家庭内感染や集団感染を防ぐためにも、吐き気や腹痛、下痢・嘔吐がある場合は早めに小児科を受診しましょう。